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雑記ブログと特化ブログ、どちらがよいか?

雑記ブログと特化ブログ、どちらがよいか?

雑記ブログと特化ブログは、どちらか一方を選ぶものではありません。それぞれのSEO上の強みと、ライフスタイルブログから特化へ育てる考え方を解説します。

ブログについて調べていると、「雑記ブログよりも、特化ブログのほうがよい」という話をよく目にします。

特化ブログのほうがSEOに強く、収益化もしやすい。反対に、雑記ブログでは稼げない。そう教わり、ブログを作る前にテーマをひとつに決めなければならないと思った方も多いでしょう。

特化ブログがSEOに強いという考え方は、間違っていません。ただ、雑記ブログと特化ブログを横に並べ、どちらが優れているかを決めようとすると、話がおかしくなります。

どちらもSEOに関係していますが、見ている条件が違うからです。

結論から言えば、最初にどちらか一方を選ぶ必要はありません。まず、ライフスタイルブログを雑記ブログの形で立ち上げる。その中から育てたいテーマを見つけ、特化ブログを作っていく。この順番で進めることができます。

雑記ブログと特化ブログの違い

雑記ブログとは、テーマをひとつに絞らず、複数の話題を扱うブログです。

買った家電、家族旅行、子育て、趣味、仕事で調べたこと。暮らしの中で経験したことを幅広く書いていきます。ライフスタイルブログも、全体だけを見れば雑記ブログに近い形になるでしょう。

一方、特化ブログは、扱うテーマをひとつに絞ったブログです。

たとえば、旅行全般ではなく家族旅行、家電全般ではなくロボット掃除機というように、特定の分野について詳しく書いていきます。

ただし、どこからが雑記で、どこからが特化なのか、明確な境界があるわけではありません。

ひとつのブログで複数のテーマを扱っていても、家族旅行の記事が20本、家電の記事が30本と集まれば、それぞれのカテゴリーが小さな特化ブログのような形になります。

特化ブログは、記事を集めて強くする

特化ブログがSEOに強いと言われるのは、同じテーマの記事を集めやすいからです。

ここで、二つのブログを比べてみましょう。

ひとつは、同じテーマについて20記事あるブログ。もうひとつは、20のテーマについて1記事ずつ書かれたブログです。

どちらが、そのテーマについて詳しそうに見えるでしょうか。

同じテーマの記事が20本あるブログのほうが、詳しい情報を得られそうに感じるはずです。検索エンジンにも、何について書かれたブログなのかが伝わりやすくなります。

記事同士を内部リンクでつなぎやすいことも、特化ブログの利点です。ひとつの記事を読んだ人に、同じ悩みに関係する別の記事を案内できます。

複数の記事で読者の疑問を解決しながら、商品を紹介する記事へ導くこともできるでしょう。扱うテーマが決まっているため、紹介する広告との親和性も高くなります。

家族旅行について調べている人にホテル予約サービスを紹介する。ロボット掃除機について迷っている人に、自分が使った機種を紹介する。どちらも記事の内容と広告が自然につながります。

こうした理由から、特化ブログはSEOや収益化の面で有利だと言われています。その理屈自体は、間違いではありません。

雑記ブログは、記事を増やしやすい

特化ブログの強みを生かすには、同じテーマの記事を書き続けなければなりません。

テーマを絞ってブログを作っても、数記事で書くことがなくなり、更新が止まってしまえば、専門性を示すための記事は集まりません。

どれほど立派な設計を考えても、実際に記事が増えなければ、その強みを生かせないのです。

雑記ブログには、書くことを見つけやすいという利点があります。

暮らしの中では、ものを買い、分からないことを調べ、どこかへ出かけます。それらを記録していけば、記事の題材がひとつのテーマに縛られません。

書ける範囲が広いため、ページ数を増やしやすく、更新も続けやすくなります。

ページボリュームがあり、更新が続いていることも、SEOを考えるうえでは無視できない条件です。

もちろん、ページ数が多ければ、必ず上位表示されるわけではありません。毎日更新すれば、それだけで検索順位が上がるという話でもないでしょう。

それでも、記事を書かなければ、検索から読者が入ってくるページは増えません。関連する記事をまとめたり、内部リンクでつないだりすることもできないままです。

記事が増えてくると、どのテーマが読まれるのかも分かってきます。書くのが苦にならないテーマ、検索からアクセスが集まるテーマ、収益につながるテーマも見えてくるでしょう。

雑記ブログには、自分に合ったテーマを、書きながら見つけられるという強みもあるのです。

どちらもSEOの話だが、論点が違う

特化ブログがSEOに強いと言われるときは、テーマを集中させることで、専門性や記事同士の関連性を高める話をしています。

雑記ブログの続けやすさを評価するときは、書ける範囲を広げることで、ページ数と更新を積み重ねやすくする話です。

どちらもSEOの話です。ただ、論点が違います。

そもそも、SEOはひとつの条件だけで決まるものではありません。

記事の内容、検索する人の目的、競合するページ、サイト内の記事数、記事同士のつながりなど、さまざまな条件が組み合わさって順位が決まります。

しかも、検索順位は相対的なものです。

10記事で更新が止まった特化ブログと、200記事ある雑記ブログを、ブログの種類だけで比べることはできません。

その雑記ブログの中に、同じテーマの記事が20本あり、記事同士がきちんとつながっていれば、その部分はすでに小さな特化ブログのような形になっています。

反対に、すべての記事がばらばらに孤立していれば、ページ数が多くても強みを生かせないでしょう。

「雑記だから弱い」「特化だから強い」と、ブログにつけられた名前だけで決まる話ではないのです。

実際に複数のブログを運営している人は、雑記ブログと特化ブログの両方を持っていることも珍しくありません。どちらか一方しか運営できないわけではないからです。

大切なのは、どちらが優れているかではなく、それぞれの強みをどう使うかでしょう。

雑記ブログから特化ブログを育てる

初めてブログを作る方にとって、自分が何についてなら何十記事も書けるのか、最初から判断するのは難しいものです。

収益が高そうだからという理由だけでテーマを選んでも、興味が続かなければ記事を書けません。実際に書いてみるまで、自分に向いているかどうかも分からないでしょう。

そこで、まずはライフスタイルブログとして、自分の生活にあることを幅広く書いていきます。

記事が増えてくると、よく書いているテーマが見えてきます。書くのが苦にならないテーマ、検索から読まれるテーマ、収益につながるテーマも分かるようになるでしょう。

そのテーマの記事を増やし、記事群としてまとめれば、雑記ブログの中に特化した分野を作れます。

さらに大きく育てたい場合は、サブドメインを使うなどして、独立した特化ブログとして切り出すことも可能です。

最初のライフスタイルブログを捨てる必要はありません。生活の記録を続ける場所として残しながら、そこから見つかったテーマを特化ブログに育てていけばよいのです。

最初にどちらかを選ぶ必要はない

「雑記ブログと特化ブログ、どちらがよいか?」という問いに、どちらか一方だけで答える必要はありません。

特化ブログには、同じテーマの記事を集め、専門性や記事同士のつながりを強くできるという利点があります。

雑記ブログには、記事を増やしながら、自分に合ったテーマを見つけられるという強みがあります。

この二つは、横に並べて優劣を決めるものではありません。順番に使うことができます。

まず、ライフスタイルブログとして幅広く書く。記事が増え、育てたいテーマが見えてきたら、そのテーマに記事を集める。必要であれば、特化ブログとして独立させる。

雑記ブログから始めることは、特化ブログを諦めることではありません。

あとから根拠を持って特化するための、最初の段階なのです。